主な種類と特徴レンコンは、ハス(蓮)の地下茎が肥大した部分を指し、明治以降に中国から導入された中国種と、それ以前に渡来したもの及び日本在来のものである在来種に大別されます。 ![]() 原産地と日本への渡来ハスは多年生水生植物で、原産地については諸説ありますが、中国原産説が有力とされています。日本へは中国から観賞用として伝来し、1500年前にはすでに実在していたようです。そして、およそ800年ほど前の鎌倉時代に再び中国から食用品種が伝えられ、食用種と観賞用種に区別されました。日本で本格的にレンコンが栽培されるようになったのは明治以降で、現在のような集約的な営利栽培様式になったのは大正初期のことでした。 |
栄養素・機能性成分でんぷん質とビタミンCを多く含んでいます。ビタミンCは強い抗酸化力によって動脈硬化や脳卒中、がん等の病気を予防したり、皮膚や骨を強化する働きがあります。ビタミンCは熱に弱い成分ですが、レンコンに含まれるビタミンCはでんぷん質に守られているため、加熱調理による損失はそれほど多くありません。そのほか、高血圧の予防に有効なカリウム、ビタミンB群の一種でエネルギー代謝を大きくサポートするパントテン酸、疲労回復に効果的なビタミンB1等も含みます。 選び方全体的にずっしりとしてまっすぐなものを選びましょう。また、レンコンの穴の大きさがほぼそろっているものは良品といわれています。切り口が変色しているものや、穴の中が黒くなっているものは鮮度が落ちているので避けましょう。 保存方法丸ごと保存する際は、湿らせた新聞紙で包みビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。また、カットしたものは変色を防ぐためラップでしっかりと包み、同じく野菜室で保存し、早めに使い切りましょう。 ![]() (農畜産業振興機構「野菜ブック」より引用) |
![]() |
丹精込めて「早堀りレンコン」
https://www.kumamoto-sskk.jp/elaborately/no8.php