あ!なるほど豆知識 すいか


主な品種

【大玉すいか】
日本のすいかの主流。しま皮で果肉が赤色のものがほとんどです。種は小さくて少なく、果肉にシャリ感があり、甘みに富んでいます。

【小玉すいか】
果皮の色やしま、果形は大玉すいかと変わりませんが、1.5〜2キロと小型です。果肉は色鮮やかで、しまりが良く甘みに富んでいます。また、皮が薄く可食部が多いです。

【黄肉すいか】
上品で淡白な風味ですが、出回り量は多くありません。

原産地と日本への渡来

すいかの原産地は南アフリカのカラハリ砂漠とする説がもっとも有力です。4000年前にはすでにエジプトで栽培され種を食用にしていました。中近東や中央アジアなどの砂漠地帯では水がわりの飲料として珍重されました。日本に渡来したのは天正年間(1630年ころ)。明治に入り、欧米から多数の品種が導入されました。
英語名はウォーターメロン。江戸時代には「水瓜」とも書かれました。「西瓜」という字は、中国で西域から伝わったうりの意味でつけられたものです。

熊本すいか

調理メモ

栄養素・機能性成分

すいかは90%以上が水分ですが、カロチンが比較的多く含まれ、皮膚や髪の健康を保ったり、風邪の予防に有効に働くと言われています。また、利尿作用を持つシトルリンに加えてカリウムも豊富なことから、腎臓病・高血圧・むくみに効果的です。
*シトルリンについての詳しい説明は、Q&Aコーナーで紹介しています。

選び方

晴天が続いた後に出荷されたものが良いです。丸みを帯びた果形で大きいほど糖度が高いです。重くて模様がくっきりしているものを選びましょう。
切ったすいかを買う時は切り口がすっとなめらかなものを選びます。種が周囲に広がってきているものが、よく成長しているので甘いです。

保存方法

すいかは収穫してから日数がたつにしたがって、肉質が劣化し、しっかりした歯ざわりが消えていきます。買ってきたら冷蔵庫に入れ、冷えたらすぐに食べるのが一番おいしい食べ方です。1玉なら2時間30分、1/4玉なら1時間30分を目安に冷蔵庫で冷やすと良いでしょう。とくに切ったものを買ってきたら、味が落ちるのが早いので、なるべく早く食べましょう。それでももう少し冷蔵庫に入れておこうというなら、10℃くらいで保存します。5℃以下で冷蔵を続けたり、冷凍にしたりすると、味も悪くなり、いやなにおいがするようになります。

熊本すいか

(農畜産業振興機構ホームページより引用)

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